このような現状の中で、排出事業者には自社は言うまでもなく、サプライチェーンやグループ企業なども含めた事業活動全体としての、廃棄物の適正処理・3R(リデュース・リユース・リサイクル)の推進を、経営上の重要な課題として認識して推進すること。すなわち、廃棄物・リサイクルガバナンスの構築と実践が、強く求められています。廃棄物・リサイクルガバナンスに適切に取り組むことは、単なる法令厳守(コンプライアンス)にとどまらない企業の社会的責任(CSR)を果たすことにつながり、次のような効果が期待されます。
このほかにも、分別管理の徹底による有価物の売却収益増や、廃棄物処理費用の減少などを通じた、経費削減効果も期待されます。